テレビ用ワイヤレススピーカーおすすめ12選｜高齢者向け・簡単接続も！

「深夜に家族を気にせずテレビを楽しみたい」「もっと大きな音量で聴きたいけれど、マンションやアパート住まいで隣室への音漏れが気になる」そんな人におすすめしたいのが、テレビ用ワイヤレススピーカーです。

テレビ用ワイヤレススピーカーとは、手元でテレビの音声を楽めるアイテムです。首にかけて作業をしながら聞けるものや、キッチンで洗い物をしながら聞けるものなどが、さまざまな種類が幅広い価格帯で展開されています。いったい何を基準に選んだらいいのか難しいですよね。

この記事では、そんなテレビ用ワイヤレススピーカーの疑問にお答えします。実際に購入した人の声や選び方、おすすめの商品をご紹介します。ぜひ、最後まで読んで、自分の生活スタイルに合ったテレビ用ワイヤレススピーカーを見つけてください。

テレビ用ワイヤレススピーカーは、Bluetoothあるいは2.4GHzワイヤレスで接続するスピーカーで、主に「テレビ用手元スピーカー」として紹介されます。テレビと距離がある状況での使用、あるいは耳の悪い高齢の方などの使用を想定されています。

タイプとしては、置き型以外にネックスピーカータイプも近年は人気です。また、防水機能を搭載したモデルもあり、キッチン周りでも使用できます。

テレビ用手元スピーカーを選ぶ上で、聞き慣れないのが「2.4GHzワイヤレス」だと思います。これは要するにBluetoothではない電波のこと。

商品自体が送信機＋受信機(スピーカー)のセットになっており、送信機をテレビのイヤホンジャックに接続して使用します。これによって、Bluetooth非対応のテレビでも、無線化してスピーカーへ音を飛ばすことが可能です。

もっとも最近は、Bluetoothタイプで送信機もセットになったテレビ用手元スピーカーも増えており、2.4GHzワイヤレスのスピーカーは商品としては減少傾向にあります。

一般的に「Bluetoothスピーカー」として紹介される製品と、「テレビ用手元スピーカー」として紹介される製品には、操作・デザインの面で違いがあります。

具体的には、テレビ用手元スピーカーとして販売される商品はご年配の方の使用を想定したものが多いです。わかりやすいボタン配置や見やすいリモコンデザインで、なるべくシンプルな操作で完結するよう考慮された商品が主流です。

また、商品によってはオートオフの無効設定が可能で、あまり電化製品に知識のない状態で使用していても、「あれ？」と思わないように気配りがされています。

ここからはテレビ用ワイヤレススピーカーを選ぶ際の前提知識を解説します。


以下の3部構成で、どこよりも安心してテレビ用スピーカーを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

• テレビ用スピーカーの購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

※この記事は一見、非常に長い記事になっていますが、ご自身に合ったテレビ用スピーカー選びに必要ない部分は読み飛ばせるような構成にしてありますのでご安心ください。

テレビ用スピーカーは、初心者からしたら呪文のような専門用語がたくさん出てくる未知の分野。調べようと思ってよくわからなった経験をした方も多いでしょう。

それでも実は、初心者の方はたった3つのポイントを意識するだけでテレビ用スピーカー選びを失敗する確率がグッと下がります。そのポイントをクリアするために必要な専門知識はそれほど多くありません。

その3つのポイントとは、

①利用場所をまずは明確にする
②自分にとっての必須機能があるか考える
③ワイヤレス方式の違いを理解する

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• 置き型・ネック型からシーンにあったタイプを選択
• 防水・イヤホンジャックなど必須機能があるか確認
• ワイヤレス方式の違いを理解する

これが失敗しないテレビ用スピーカー選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

テレビ用のワイヤレススピーカーは、

この2種類に大きく分けられます。

機能面に大きな違いはないため、どちらの方が使い勝手が合っているかを考えて、まずはタイプを選択しましょう。

次はテレビ用スピーカーの使い方で絶対にほしい機能を割り出しましょう。

他にも機種によっては、

・オートオンオフの設定/無効機能
・音量の自動調整機能

などが搭載された機種もあります。自分が使用する場合はもちろんですが、ご年配の方への贈り物の場合は特に、使い勝手を想定してお選びください。

さて、Bluetooth接続でスピーカーから音を鳴らす場合、「コーデック」が「音質と遅延」にかかわります。

コーデックとは、Bluetoothスピーカーには必ず1つ以上あてがわれている「データの圧縮方式」のことです。どのコーデックでデータを圧縮し転送するかによって、音質と遅延が変わります。

Bluetoothのコーデックはいろいろありますが、押さえておきたいのは、テレビ側とスピーカー双方のコーデックを統一させなければならない点です。

(参考例｜音源がテレビの場合)

このように、双方が対応している同一コーデックでしか接続できません。

機械物が苦手な人の中には、「コーデックの対応」と言われると苦手意識が芽生える人もいますよね。

音質や遅延を気にせず「最低限音楽が聴こえればいい」という条件なら、特にこのコーデックは気にしなくても大丈夫です。

Bluetoothスピーカーでコーデックが違って再生自体ができない、という事態は起こりません。コーデックの表記がないスピーカーでも、基本である「SBC」は全機種が対応しています。

音質重視あるいは遅延対策で選ぶ場合は以下の順でおすすめです。

• 音質
  LDAC > aptX Adaptive > aptX HD > > >それ以外 > > SBC  
• 遅延対策
  aptX LL > aptX Adaptive >> > >それ以外 > > SBC > LDAC 
• 例外｜iPhone
  AAC一択

たとえば、「映像と一緒にスピーカーを使うなら遅延が気になるから、aptX LL ・aptX Adaptiveあたりの遅延の少ないコーデックが欲しい…」といった考え方で、何を重視すべきかを考えてください。

ここまでのおさらいをしましょう。テレビ用ワイヤレススピーカー選びで失敗しないための重要3つポイントとは、

①利用場所をまずは明確にする
②自分にとっての必須機能があるか考える
③ワイヤレス方式の違いを理解する

の3つでした。

【結論】

• 置き型・ネック型からシーンにあったタイプを選択
• 防水・イヤホンジャックなど必須機能があるか確認
• ワイヤレス方式の違いを理解する

これが失敗しないテレビ用ワイヤレススピーカー選びの最初のステップです。

より簡単にテレビ用スピーカーを使用したい場合に、オートオンオフ機能は大切です。

オートオンオフ機能は、テレビの電源オンオフに連動して、スピーカー側の電源もオンオフする機能です。特にご年配の方が使用するときは、スピーカーの電源ボタンをうまく押せない場合もありますよね。そのような場合に重宝します。

テレビ用ワイヤレススピーカーはなるべく長時間バッテリーであるものが望ましいです。

特にご年配の方は、1日中テレビをつけっぱなしの環境で使用することも少なくありません。テレビ用ワイヤレススピーカーは13時間などの長時間バッテリー搭載商品がおすすめです。

またその際、コードの接続ではなく「置くだけ充電」といった、接続の手間がないタイプもおすすめ。利用者が簡単に使える状態になっているかをよく検討してください。

テレビ用スピーカーは「声をはっきり聞き取るための機能」が搭載された商品がおすすめです。

これはボタンで機能のオンオフが切り替えられて、元々の自然な音質か、話し声に特化した音質かを選べるようになっています。

やはりご年配の方が使用する時の機能のため、設定時にご本人様にどちらがいいか聞いていただくのが一番です。

テレビ用手元スピーカーでも低音に迫力が欲しいなら、「バスレフ型」か「パッシブラジエーター構造」の製品を選びましょう。

これはどちらも低音を増強する仕組みで、スピーカーのユニット部を空気で振動させて、低音を増幅します。

特にパッシブラジエーターは小型で安価なBluetoothスピーカーにも搭載されているため、比較的手に入りやすいですよ。

テレビ用スピーカーをキッチンなどの水回りに持ち運んで使うなら、防水・防塵機能付きがマストです。またそうでなくても防水防塵機能付き商品も多く、あって悪いことはありません。

防水防塵性能は「IPX(防塵)X(防水)」で表されます。ちなみに、防水防塵機能を単体で表す場合は、

「IP6X」(防塵)
「IPX8」(防水)

のように表します。

等級は「防塵0〜6」「防水0〜8」で数字が大きいほど性能がいいです。

防塵性能基準

防水性能基準

テレビ用手元スピーカーは価格の幅が広く、5000円程度から2万円以上の商品まであります。基本的に、高額になるほど機能が増えてバッテリーが長時間になるといった傾向があります。

しかし、初めてのテレビ用手元スピーカーなら5,000円以下の商品で試してみるのもおすすめです。まずはどの程度テレビスピーカーを使うか見極めるためにも、お手頃な商品から初めてみるのを推奨します。

テレビ用ワイヤレススピーカーのメーカーは、ソニーやパナソニック、オーディオテクニカにサンワサプライといった、国内の大手メーカーほとんどです。

そのため、好きなメーカーがなければ特に気にする必要はありません。信頼性の面で問題のある商品は少ないです。

そのため、メーカーで見るというよりかは、見やすいボタンや表示やバッテリーの長さといった使い勝手を重視して選ぶべきです。

テレビとテレビスピーカー両方から音を出すには、テレビ側がその機能を搭載しているかによります。

一般的にテレビ用ワイヤレススピーカーをテレビに接続すると、テレビ本体からの音は消失し、スピーカーからしか出力されない仕組みになっています。

しかし、テレビ側のオーディオ・音響設定で、「内蔵スピーカー＋ヘッドホンを併用」のような選択ができる機種は、両方から音が流せます。

その機能がついているかどうかは、購入する前に取扱説明書や公式サイトで確認しましょう。

今回、おすすめのテレビ用ワイヤレススピーカーをご紹介しました。小さい音量でも聴き取りやすく、テレビ番組を楽しめるようになります。自分の使用場面に合った、お気に入りのテレビ用ワイヤレススピーカーを選んで、毎日のテレビ番組タイムをもっと楽しみましょう。