【車への固定方法も】高音質！車載Bluetoothスピーカーおすすめ9選【置き型・重低音】

通勤時やドライブ中でも重低音がしっかりした音楽を聴きたい方におすすめなのが、車内に持ち込むBluetoothスピーカーや車載スピーカーです。車の置き型のスピーカーとして使えるだけでなく、アウトドアでも活躍します。

ポータブルスピーカーは、各メーカーから多彩な機能を搭載したモデルが販売されています。車に置くスピーカーやシガーソケットに差し込むタイプ、後部座席に置くタイプなどさまざまです。特に車載スピーカーを選ぶ場合は、屋内用とは違った点で比較する必要があります。

今回は、Bluetoothスピーカーを車内へ持ち込むメリットや選び方、車用Bluetoothスピーカーのおすすめ商品をご紹介します。固定方法も紹介しますので、高音質な車載スピーカーやポータブルスピーカーの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

☆この記事を読めば車用Bluetoothスピーカーが簡単に選べます！

車用のBluetoothスピーカーを探していると「シガー電源用のコード」が同梱された「車載用Bluetoothスピーカー」という製品が出てきます。これを見ると、普通のBluetoothスピーカーと何が違うの？車載専用品の方がいいの？と思いませんか？

結論を言うと、「形状」「ボタンの大きさ」以外大きな違いはありません。バッテリー充電をシガー電源のUSBで行うためのコードが同梱されているだけです。

強いて言うなら、車載用スピーカーの機種によっては「振動感知で電源ON」になる機能が搭載されています。もっとも、多くのBluetoothスピーカーには「スマホのBluetoothを検知すると自動で電源ONになる機能」が搭載されてもいるため、そこまで重要な機能とも言えません。

Bluetoothスピーカーは室内用に設計されているため、気温が高い場所で使用すると故障する可能性があります。特に暑い夏の車内は温度上昇が激しく、外装が変形することもあるほどです。

また、Bluetoothスピーカーに搭載されるリチウムイオンバッテリーは、0〜45℃(劣化させないためには5〜35℃)で使用しなければなりません。真夏の車内で放置は絶対にできないことを覚えておくべきです。

これらの理由から、Bluetoothスピーカーを取り付ける際は、直射日光や温度上昇から守るために、グローブボックス（助手席側の物入れ）を利用し熱から守りましょう。また、エアバッグが搭載されているダッシュボードには設置しないこともポイントです。

高額なBluetoothスピーカーが外から丸見えの状態だと、車上荒らしを誘発する恐れもあります。車を降りるときには一緒に持ち出す、あるいは隠すといった工夫もするべきです。

車に載せるBluetoothスピーカーは、ポータブルタイプのためコンパクトなモデルが多いです。そのため低価格な製品が多くラインナップしています。安いモデルであれば5000円以下で購入できます。

ハンズフリーに対応していたり、ハイレゾ相当の高音質が楽しめたりする高機能なモデルは2万円前後のものが多いです。以下よりおすすめの商品をご紹介するので、ご自身の求める機能と価格のバランスを考慮して選んでください。

実は、たった2つのポイントを意識するだけで商品選びを失敗する確率がグッと下がります。

その2つのポイントとは

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

最終的に【CHECK】のBluetoothスピーカーに行き着くことになります。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけはすべて目を通してください！

車で使用するBluetoothスピーカーには、固定方法ごとにタイプがいくつかあります。

そもそもBluetoothスピーカーは運転中に「音楽を聴く」以外に「着信に出る」動作も必要になるため、運転席から手を伸ばして届く位置に固定しなければなりません。

その方法を踏まえて、

• サンバイザーのホルダーにクリップで挟み込むタイプ
• 飲み物ホルダーに置くタイプ
• フックで吊るすタイプ

が存在します。また当然、

• 普通の置き型になる形状

もあり、Bluetoothスピーカー全体を見ればこれが主流です。極端な話をすれば、車内に持ち込めればどんなBluetoothスピーカーでも利用可能です。

どれも設置方法の違いのみにはなりますが、ご自分の車を想定してどこにどう設置するタイプが使いやすいか、あらかじめご検討ください。

運転席からでも使いやすい設置位置という条件がクリアできるなら、ソニーやボーズといった音響メーカーが発売している普通のBluetoothスピーカーでも、車用として使用できます。

むしろ、音響メーカー製スピーカーの方が音質はいいため、「車載用」の表記にこだわらず、普通のBluetoothスピーカーから選択した方が音質の満足度は高いです。

ただし、運転中に着信がきた場合に、通話ボタンが簡単に押せるかはあらかじめチェックするべきです。

☆「車用」と限定せず広くBluetoothスピーカーをチェックしたい方は、以下記事をぜひごらんください！

次はご自身の使い方で絶対に必要な機能を割り出しましょう。

特に、車用のみでなく、日常生活でも使用するBluetoothスピーカーとして購入するなら、機能面にも着目してください。

このように、想定シーンによっては絶対に外せない必須機能があります。ただし、どの項目が重要かは人によって変わるため、人気の機種に安易に飛び付かずに、まずは必要な機能を整理すべきです。

Bluetoothのコーデックは色々ありますが、押さえておきたいのは、音源側とスピーカー双方のコーデックを統一させなければならない点です。

(参考例｜音源がスマホの場合)

このように、双方が対応している同一コーデックでしか接続できません。

機械物が苦手な人の中には、「コーデックの対応」と言われると苦手意識が芽生える人もいますよね。

音質や遅延を気にせず「最低限音楽が聴こえればいい」という条件なら、特にこのコーデックは気にしなくても大丈夫です。

Bluetoothスピーカーでコーデックが違って再生自体ができない、という事態は起こりません。コーデックの表記が無いスピーカーでも、基本である「SBC」は全機種が対応しています。

音質重視あるいは遅延対策で選ぶ場合は以下の順でおすすめです。

• 音質
  LDAC > aptX Adaptive > aptX HD > > >それ以外 > > SBC  
• 遅延対策
  aptX LL > aptX Adaptive >> > >それ以外 > > SBC > LDAC 
• 例外｜iPhone
  AAC一択

たとえば、「映像と一緒にスピーカーを使うなら遅延が気になるから、aptX LL ・aptX Adaptiveあたりの遅延の少ないコーデックが欲しい…」といった考え方で、何を重視すべきかを考えてください。

ランキングを見る前に再度確認。

失敗しない商品を選ぶためのポイントはこちら！

Bluetoothスピーカーのバッテリー性能は、運転時間や運転頻度によっては重要です。自分の使い方を想定して連続再生時間を重視すべきかをまず検討してください。

例えば、片道の通勤時間と頻度を計算すれば、何日に一回充電が必要になりそうかを割り出せます。

ちなみに、製品全体を見ると、「6〜24時間」とバッテリーのもちにはかなり開きがあります。

Bluetoothスピーカーの接続の安定性は、Bluetoothのバージョンが関係します。

現時点(2022年.12月)では5.3が最新で、バージョンも新しければ新しいほど安定性は向上します。基本的に数字が大きいほど新しくていい、と覚えてください。

Bluetoothスピーカーの音圧は、屋外で使うなら気にしなければなりません。

自宅の部屋だけで使うなら気にする必要はありませんが、屋外や体育館などの広く開けた場所だと音圧が低いと音が抜けてしまいます。

おおよそこの数字を目安として、屋外利用の場合は音圧が足りているかを確認してください。

Bluetoothスピーカーは、以下3通りのタイプがあります。

• 1台でステレオになるもの
  ユニットを2基搭載で「10W×2」のように表される。ボディは横長の形状。
• 2台購入しペアリングするとステレオになるもの
  1台利用ではモノラル再生。主に小型タイプ。
• ペアリング機能もなくモノラル再生になるもの

現在の音源のほとんどはステレオ再生(2ch以上での再生)に対応しています。

左右のスピーカーからそれぞれのchとして音を鳴らしたい場合は、ステレオタイプか・あるいは2台でステレオになるかを確認してください。

Bluetoothスピーカーでも低音に迫力が欲しいなら、「バスレフ型」か「パッシブラジエーター構造」の製品を選びましょう。

これはどちらも低音を増強する仕組みで、スピーカーのユニット部を空気で振動させて、低音を増幅します。

特にパッシブラジエーターは小型で安価なBluetoothスピーカーにも搭載されているため、比較的手に入りやすいですよ。

Bluetoothスピーカーをアウトドアなどで屋外に持ち運んで使うなら、防水・防塵機能付きがマストです。またそうでなくても防水防塵機能付き商品も多く、あって悪いことはありません。

防水防塵性能は「IPX(防塵)X(防水)」で表されます。ちなみに、防水防塵機能を単体で表す場合は、

「IP6X」(防塵)
「IPX8」(防水)

のように表します。

等級は「防塵0〜6」「防水0〜8」で数字が大きいほど性能がいいです。野外で使用する場合は、IPX54以上がおすすめです。

防塵性能基準

防水性能基準

Bluetoothスピーカーは価格の幅が広く、1000円程度から10万円以上の商品まであります。基本的に、高額になる程音圧(W)が上がり最大音量が大きくなること、低音もしっかり出るといった傾向があります。

しかし、初めてのBluetoothスピーカーなら5,000円以下の商品でも感動した、という方が多いです。まずはご自身がどの程度Bluetoothスピーカーを使うか見極めるためにも、お手頃な商品から初めてみるのを推奨します。

• コラム｜失敗したくないならAmazon価格は見極め必須
  
  Bluetoothスピーカー購入でたまに見る失敗として、「購入後わずかな日数で安くなった」というものがあります。特にBluetoothスピーカーは型落ちになるまでの期間が長く時期もバラバラです。そのため、このようなことがしばしば起こります。
  
  特に、Amazon商品・Anker商品などのAmazonでよく取り扱われているメーカーは、Amazonセールの折に値下がりする傾向があります。
  
  気になったらすぐに購入したい気持ちもわかりますが、値下がりしたのを見て後悔しそうなら、ある程度価格調査をしたほうが賢明です。

NFC機能はペアリングを簡単にする機能で、ソニーの機種など一部のBluetoothスピーカーに搭載されています。

NFCはBluetoothと同じ無線規格で、約10cmのごく短距離間の製品同士で自動認証します。もっとも、ないならないで手動でペアリングすればいいため、必須機能ではありません。

ビデオ会議などでスピーカーマイクとして使いたい場合は、マイク機能搭載スピーカーを選んでください。

マイクはオンオフが可能なため、普段は音楽鑑賞・テレワーク中は会議の通話のように、切り替えて使用可能です。

Bluetoothのクラスとプロファイルは、普通に使うだけなら重要視しなくて大丈夫です。

しかし、「深く考えずに買ってみたスピーカーが思うように使えない…」といったトラブルが起こった場合は、このプロファイルが原因かもしれません。詳しく知りたい方のみお読みください。

Bluetoothは「最大送信出力」によっていくつか段階わけされており、それを「Class」と呼びます。

クラスはスピーカー側だけ気にすればいいわけではなく、音源となる再生機(スマホやウォークマン)も関係します。

たとえばスピーカーがClass1であっても、スマホがClass2なら最大距離は2.5mです。もっとも、このBluetoothのクラスは公表されていない機器も少なくはありません。

Bluetoothはプロファイルによって「できること」が変わります。Bluetoothスピーカーは、「音楽再生ができるプロファイル」が必ず標準で搭載されており、機種によってはそれにプラスでできることが追加されます。

スピーカーに搭載される主なプロファイル

たとえば、A2DPにのみ対応でAVRCPは非対応のスピーカーの場合、リモコン操作に対応していないため、スピーカーではなく音源本体側で音量調整をするしかない、といった考え方となります。

迷ったらとりあえずソニー！

ソニーはオーディオ機器の代表的なメーカー。Bluetoothスピーカーも多く手がけており、小型タイプから据え置き用の高音質までさまざまなタイプが揃っています。またメーカー独自のBluetoothコーデックである「LDAC」が特徴で、とにかく高音質なら「LDAC対応スピーカー」がおすすめ。

性能が高いモデルが多いため価格帯も上がりますが、ハイレベルな音質で音楽を楽しみたい方にはおすすめのメーカーです。

アメリカの老舗音楽メーカー！コスパ商品が多く人気

JBLはアメリカの老舗音楽機器メーカー。Bluetoothスピーカーでは1万円以下で購入できるコスパ商品も多く、手軽に低音に定評のあるJBLサウンドが楽しめます。

機能面では防水やロングバッテリーなどアウトドア向け商品や、小型の手のひらサイズのものなど特色のある商品が多いです。同価格帯の無名メーカーを購入するよりかは、JBLの方が音質もよくおすすめですよ。

迫力の重低音！「ちょっといいスピーカー」が欲しい方へ

BOSEはアメリカのオーディオ機器メーカーで、高度な技術と迫力ある重低音に定評あり。音質のレベルが高いので、プロからも高い人気を誇っています。

Bluetoothスピーカーは小型タイプでは重低音の音質を上げるのが難しいですが、BOSEならコンパクトタイプでも重低音のレベルが高いです。

ただし、安い商品でも1万円オーバーと安価な商品はないため、音質を気にしたい方の選択肢として向いています。

人気PCガジェットメーカーでコスパよし！

Ankerはガジェットを中心に扱うメーカーでAmazonでもおなじみですが、スピーカーやイヤホン・プロジェクターといったAV機器も多く手がけています。Bluetoothスピーカーはお値打ちな5000円以下のモデルも豊富で、最初の1台として最適です。

音質は価格なりですが、値段を考えたら十分との声も多いです。また、防水・防塵機能の搭載機種も多く、アウトドアシーンにもおすすめですよ。

リッチな据え置きBluetoothスピーカーに定評あり！

マーシャルはイギリスのアンプメーカーで、ギターアンプとして信頼が高く人気があります。アンプメーカーとしての技術の高さから、Bluetoothスピーカーでもハイレベルの音質が特徴。

音圧が高く小型スピーカーでも10W以上で中には80Wもありと、広い空間に音楽を響かせる用途に向いた製品が多いです。

また、アンプをモデルにしたヴィンテージ感のあるおしゃれなデザインの製品が多く、音楽好きの心をくすぐります。

ドンキホーテでは2000円前後でBluetoothスピーカーを購入できます。値段が安いと性能が気になりますが、防水機能が付いていたり長時間再生が可能だったりするので、心配はありません。もちろん音質もしっかりしているので、音楽を十分に楽しめます。

さらに、5000円前後のBluetoothスピーカーになると、インテリアにしてもおしゃれなデザイン性の優れた製品や肩にかけて使うウェアラブモデルから選べます。車に乗るとき以外でもスピーカーを使用したい場合におすすめです。

元々車載用ではないBluetoothスピーカーでも、平らな面があれば車載用スマホクリップで車に固定可能です。

ここではBluetoothスピーカーを車に固定する方法をご紹介します。非常に簡単にできるため、ぜひ試してみましょう。

準備するものは以下の2つです。

• Bluetoothスピーカー　※小型かつ金属板を貼るための平らな面があること
• マグネット式車載用スマホホルダー

それでは実際に取り付けてみましょう。

1. ポータブルスピーカーに金属板を貼り付ける
   まず最初にスピーカーの平らな面へ付属の金属板を貼り付けます。スピーカーの背面には振動して音を出す部分があるので、その部分は必ず避けて貼りましょう。
   
   
2. 実際に音楽を鳴らして、スピーカーの設置位置を確認する
   次に運転席へ座り実際にBluetoothスピーカーを鳴らします。家族や友人で聞く機会が多い場合は、助手席や後部座席でも同様に聴いて音の鳴り方をチェックすることが大切です。

金属板がうまく貼り付けられるかが肝心なため、Bluetoothスピーカーの形状に大きく左右されます。

車載スピーカーは、種類によって固定する方法が異なります。クリップ付き・ストラップ付き・その他の3つのタイプの置き方を下記にまとめました。クリップ付き・ストラップ付きなら後付けも簡単です。

車内で音楽を聴くときには、スピーカーを車内のどこに置くかどうかも大事なポイントです。おすすめの位置は後部座席よりも、助手席側のフロントガラスの手前にやや斜めです。また、置く角度は運転席に向くように少し斜めにし、音量は普通程度にすると自然なサウンドが楽しめます。

運転席の前に直角に設置すると、ダッシュボードとフロントガラスの反射で音が誇張してしまいます。

車は常に細かな振動があり揺れているため、車載スピーカーをしっかり固定しないとスピーカーが安定しません。また、固定なしで使うと無線接続がうまくいかず、音質が下がる可能性もあります。

Bluetoothスピーカーを安定させるための方法として手軽にできるのが、手のひらサイズのマグネット式スマホホルダーに滑り止めシートを使う方法です。この方法は後ほど説明しますのでぜひ参考にしてください。

Bluetoothスピーカーの背面に壁を作ると、低音が強調されて音が聴きとりやすくなります。背面までの距離によって音の雰囲気が変わるため、自分好みの音を探しBluetoothスピーカーの設置位置を工夫しましょう。

音楽をBluetoothスピーカーではなく、カーオーディオに接続して聴きたい人もいますよね。最近はカーオーディオも標準でBluetoothに対応していますが、そうではないスピーカーをご利用中の方もいるかと思います。

さて、車内でスマホに保存した音楽を車載スピーカーを通して聴くには、以下のような方法があります。

• スマホとカーオーディオを専用ケーブルで接続する
• スマホとBluetooth対応のカーオーディオをBluetooth接続する
• スマホとBluetoothトランスミッターを取り付けたカーオーディオをBluetooth接続する

この方法で、Bluetooth非対応のカーオーディオからでもスマホの音楽を流せます。しかし、Bluetoothのトランスミッターを購入するくらいなら、Bluetoothスピーカーを購入した方がワイヤレスでスマートですよ。

車載できるBluetoothスピーカーは、用途に合わせてさまざまなモデルが発売されています。選び方のポイントを押さえれば、自分にぴったりの車載スピーカーを見つけられます。おすすめのワイヤレススピーカーで、通勤や休日のドライブで高音質の音楽を楽しみましょう。