2.1chスピーカーのおすすめ10選｜パソコンにも使える！配置も紹介

音楽が好きな方にはスピーカーは必須のアイテムですよね。2.1chスピーカーと一般的なスピーカーとの違いは、主に重低音の出力の差です。一般的なステレオスピーカーシステムは2chであり、左右それぞれに1つずつスピーカーが設置されています。

これに対し2.1chスピーカーは、2chスピーカーに加えてサブウーファーといった、重低音専用のスピーカーが追加されたスピーカーシステムを意味します。2chスピーカーと違って、重低音が強化された深みのある音を楽しめるのが特徴です。

手軽にホームシアター音響を導入したい方や、PCなどと接続して本格的なサウンドを限られたスペースで実現したい方におすすめのスピーカーシステムです。今回は、オーディオ初心者に特におすすめの2.1chスピーカー10選とあわせ、おすすめの配置もご紹介します。ぜひ自分のニーズに合ったものを探してください。

2.1chスピーカーは、2つのスピーカーにサブウーファーが追加で内蔵、又は設置されているものです。このサブウーファーは、内蔵タイプ・独立タイプの2つの種類あり、ここではそれぞれのタイプを紹介します。

サブウーファーが内蔵されているタイプは、他のスピーカーと一体化されているタイプです。設置が簡単で、スペースを取らないのが特徴です。比較的簡易な方法で2.1chスピーカーを導入したい方におすすめします。

また、独立タイプとは違い、小さいサイズに収められた商品が多く、持ち運びしやすいものがあるのもメリットの1つです。旅行先・キャンプ・アウトドアでお手軽に本格サウンドを楽しめます。

サブウーファーが独立しているタイプは、サブウーファーを個別に設置する必要があるため、内蔵タイプとは違い多少のスペースが必要です。重低音に特化した筐体を個別に設置するので、内蔵タイプより立体的なサウンドを楽しめます。

持ち運ぶケースなどは想定されていませんが、ホームシアター入門者におすすめのタイプです。

3.5mmステレオミニプラグは、スマートフォンのイヤホン接続などで広く知られている接続端子です。2.1chスピーカーおいては、主にパソコン用のスピーカーや、ポータブルスピーカーなどで採用されている接続タイプです。

本格的なホームシアターにするための2.1chスピーカーを選ぶなら、このタイプは不向きといえます。しかし、パソコンのスピーカーやポータブルスピーカーを導入する予定ならば、簡易的に導入できるこのタイプはおすすめです。

RCAケーブルは、映像信号の送信でも採用されているケーブルです。比較的新しい技術ではないですが、映像・音響において現在でも広く用いられています。一般的に音響では、赤色が右、白色が左と分けられており、音響では主にこの2色のケーブルを使用します。

HDMI入力は、主に映像入出力端子として広く知られている接続タイプです。HDMIは、映像情報に加えて音声情報も送れるため、ホームシアター等でも広く採用されています。一般的に多く扱われている接続タイプなので、基本的にはこの接続タイプを覚えておいてください。

光デジタルケーブルとは、ケーブルに光ファイバーを採用したオーディオ専用ケーブルです。昨今のゲーム機や、ホームシアターシステムに搭載されています。音声信号を送信する際に、アナログケーブルと比べて音質の劣化が少ないのが特徴です。

光デジタル接続はオプティカルとも呼ばれており、コネクターの形が2種類あります。丸形コネクターと角型コネクターがあり、ホームシアターを導入する際には、接続コネクターを確認しておきましょう。

この2種類のコネクターは変換コネクターで対応が可能です。丸形コネクターはノートパソコンなどに搭載されています。角型コネクターは主にオーディオシステム・ゲーム機・テレビに搭載されていますので、角型コネクターが主流であると覚えておけば問題ありません。

同軸デジタルとは、光デジタルとは異なるもう1つのデジタル接続タイプです。コアキシャルとも呼ばれており、光デジタルケーブルよりも更に音質がいいといわれています。ホームシアターシステムの中でも、高級志向のものに採用されている場合が多いです。

ケーブルの長さによる音質の劣化が光に比べて大きいため、導入する際には自分の環境をよく確認し、劣化が少なくなるように調節しましょう。端子がRCAと同じ形状のため、間違えないようにしてください。

Bluetooth接続タイプは、主に小型のスピーカーに採用されている場合が多いです。ポータブルスピーカーや、サブウーファー内蔵2.1chスピーカーなどで使用できます。昨今登場しているBluetoothスピーカーは高音質のものが多いです。

音質の面ではやはり有線の方が安定していて高音質なので、本格的にホームシアターを導入したい方には向いていないかもしれません。

しかし、本格的なホームシアターシステムに、サブ接続としてBluetooth接続が内蔵されているモデルもあります。該当するホームシアターシステムを導入すれば、お手持ちのスマートフォンから手軽に音楽を楽しめます。

2.1chスピーカーの形状は、主に2種類あります。それぞれに特徴がありますので、使用目的に合ったほうを選んでください。以下の記事で詳しく解説します。

サウンドバータイプの2.1chスピーカーの最大の特徴は、コンパクトで置き場所に困らない点です。さらに、コンパクトながらハイレゾ・4K60p対応のものなど高品質な製品が数多く販売され、近年人気を集めています。

また、接続が簡単なのも特徴で、製品によってはHDMIケーブルのみでテレビとつなげたり、Bluetoothでスマホと接続も可能です。セパレートタイプよりも重低音は劣りますが、手軽に高音質を楽しみたい方におすすめのタイプです。

セパレートタイプの2.1chスピーカーは、スピーカーとウーファーが分かれているのが特徴です。そのため、ややスペースをとりますが、迫力の重低音が楽しめます。また、スピーカーが分かれていると配線が気になりますが、最近ではワイヤレス接続ができる便利な製品が販売されています。

また、スピーカー・ウーファーをそれぞれお好みの場所に設置できるのも嬉しい特徴です。ご自身の環境や好みに応じてベストな場所に設置して、好きな音楽などを楽しみましょう。

2.1chスピーカー選びで音質を重視したい方は、ハイレゾ・立体音響機能にも着目しましょう。ハイレゾは、CDの約6.5倍の解像度で、CDでは再現できなかった微細な表現が可能です。そのため、今まで聞こえなかった音が聞こえて表現に厚みが増し、より迫力のある高音質が楽しめます。

また、3次元音響や3Dオーディオと呼ばれる立体音響は、実際にその場にいるような音の距離感を再現できます。同じ音量でも遠くの音は小さく、至近距離の音は大きく再現するため、より臨場感が味わえます。ハイレゾ機能は音楽など全般、立体音響は映画・ライブ映像・ゲームにおすすめです。

7.1ch・5.1chのスピーカーの大きな違いはスピーカーの本数です。5.1chのスピーカーは、左右・センタースピーカー・後方に2本の5本のスピーカーを設置しています。そのため、背後から音がするシーンなどで忠実に再現でき、より臨場感が味わえます。

7.1chのスピーカーは、後方へさらに2本のスピーカーを追加しているのが特徴です。より自然な音のつながりが感じられ、まるでライブ会場にいるような臨場感に包まれます。

しかし、7.1ch・5.1chスピーカーは、多くのスピーカーを設置するため、コスト・手間・配置の問題が出てきます。そのため、手軽に高音質を楽しみたい方には、2.1chスピーカーがおすすめです。

マンションやアパートなど、限られた空間でホームシアターシステムを導入しようとする方にとって、サイズは重要なポイントの1つです。2.1chスピーカーは、独立タイプでも2つのスピーカーとサブウーファーのみで構成されるため、比較的サイズを取らないものが多いです。

しかし、それを置くスペースすら確保できない可能性がある場合は、サブウーファー内蔵スピーカーも視野に入れておきましょう。

音質の面において、スピーカーの出力も重視しましょう。スピーカーの音質は、出力が大きいほど音質が良くなるといわれています。出力が大きいほど音声信号を扱うにおいて余裕があるからです。また、出力を大きくすると、必然的にスピーカーのサイズも大きくなる点は考慮してください。

小さいスピーカーで音声を大きく出力すると、音が割れたり音質に影響が出たりしますが、大きなスピーカーで音声信号を大きく出力すれば迫力の高音質を得られます。しかし、「PCスピーカーとして使用したい」など目的が決まっている方は、再生したいデバイスに合う出力のスピーカーを選んでください。

セパレートタイプの2.1chスピーカーは、サテライトスピーカー2個とサブウーファーの3つから構成されています。サテライトスピーカーは、モニターやテレビの左右に置くのが一般的な配置です。

しかし、サテライトスピーカー2個を自分から見て正三角形に近い関係になるような位置に置くと、さらにステレオ効果が発揮されます。また、サブウーファーは低音の指向性が低いため、置き場所に特にこだわる必要はありません。少し離れた場所でも違和感少なく音を楽しめます。

ここまで2.1chスピーカーのおすすめ10選を紹介しましたが、いかがでしたか。メーカーごとの独自技術で競い合われるオーディオの世界は、大変奥が深いです。本記事を参考に自分のニーズに合った2.1chスピーカーを選んで、魅力的なオーディオの世界に足を踏み入れてください。