【2024年最新】USBスピーカーのおすすめランキング｜高音質モデル・安いモデルも

USBスピーカーとは、パソコンとUSBケーブルを繋いで使用するPCスピーカーです。ケーブルさえあれば接続できるので、誰でも簡単に扱えます。小型で収納しやすく、しかも持ち運びやすくて音質も抜群でどこでも使いやすいスピーカーです。

しかし、「品質もサイズもピンからキリまであって選びにくい」「どこを見て選んだらいいのかよくわからない」などの理由でお悩みの方もいますよね。USBスピーカーの特徴はわかっていても、1つの商品に絞り込むにはある程度の知識が必要です。

そこで本記事ではUSBスピーカーのタイプ・選び方・おすすめ商品を紹介します。メリット・デメリット両方を解説しているので、本記事を参考に自分のニーズにぴったりのUSBスピーカーを見つけてください。

USBスピーカーとは、

• USB一本で給電＆音声伝送をするスピーカー
• USBで給電＆イヤホンジャックから音声伝送をするスピーカー

の2種類があります。

しかし中でも、

・USB一本で給電＆音声伝送をするスピーカー

を指す＆探している方が多いため、本記事ではUSB一本で接続するスピーカーを主に紹介します。

☆USB＋イヤホンジャックの2本で音声伝送するスピーカーを含めてもいい方は、PCスピーカーの総合記事も一緒にご覧ください！

USBポートから電源を取れるUSBスピーカーですが、そのメリットは手軽さだけではありません。ここでは、メリットとデメリットを解説します。

USBスピーカーの強みは、なんといってもUSBポートに差し込むだけで手軽に利用できる点です。USBスピーカーならノートパソコンやデスクトップPCのUSBに接続するだけでOK。

「難しい配線が苦手」「デバイスの設定が苦手」な方でも簡単に接続できます。さらに、USBスピーカーは音質が劣化しにくいのも特徴。ゲームの長時間プレイが多い方も安心です。

また、USBスピーカーのクリアな音も強みです。オーディオケーブルによるアナログ伝送だと「ノイズ」が発生しやすく音に雑味が入ってしまいますが、USBスピーカーは音声をデジタル信号で送るため、ノイズの少ないサウンドが得られます。臨場感があるサウンドで映画・音楽・ゲームを楽しみたい方にぴったりです。

USBスピーカーは有線接続なので、ケーブルの長さよりも離れた場所に設置できません。ケーブルの長さを延長もできますが、ケーブルが長すぎると配線がごちゃごちゃになってしまい、見た目が悪くなります。

なかにはUSB接続だけでなく、Bluetooth機能やWi-Fi機能を備えた高機能モデルもありますが、高価格なものがほとんどです。離れた場所に設置したい方や、デスク周りを極力スッキリさせたい方は、Bluetooth接続のスピーカーもおすすめです。

ここからは「自分が欲しいのはPCスピーカーで間違いない！」という方向けに、PCスピーカーを選ぶ際の前提知識を解説します。

単なる選び方の解説だけでなく、下記の3部構成で皆さんの購入前の不安を解消できるような内容にしています。

• PCスピーカー購入時に押さえておきたい必須項目
• 人によっては使用感に関わるポイント
• 優先度は低め。気になる人のみチェック推奨

どこよりも安心してPCスピーカーを選んでいただけますので、ぜひ最後までお付き合いください！

※すぐにおすすめ商品を見たい方は以下のボタンでスキップできます

PCスピーカーと普通のスピーカーの違いは以下のようになります。

要するに、PCですぐに使えるようにアンプやDACを内包した上で、接続もPC用に簡単にしたものを「PCスピーカー」と呼びます。

USBスピーカーは、初心者からしたら呪文のような専門用語がたくさん出てくる未知の分野。調べようと思ってよくわからなった経験をした方も多いでしょう。

それでも実は、初心者の方はたった3つのポイントを意識するだけでUSBスピーカー選びを失敗する確率がグッと下がります。そのポイントをクリアするために必要な専門知識はそれほど多くありません。

その3つのポイントとは、

①PC本体やモニターとの接続方法を確認
②電源供給方法を考える
③音楽鑑賞・DTM・ゲームなど用途を考える

これだけです。拍子抜けするほど簡単ですが、これだけを守れば大きく失敗することはまず無くなります。詳細はこのあと述べますが、

【結論】

• USB接続で問題なく使えるか考える
  本体・モニターどちらから取るかも大切
• スッキリなのはバスパワー給電・大音量はコンセント給電

これが失敗しないUSBスピーカー選びの最初のステップです。

あまりこだわりがない方は、ここまで絞ったら、あとは価格が安いものを選択すれば間違いありません。

それでは詳しく解説していきます。失敗しないためにも【必読】がついた見出しだけは全て目を通してください！

USBスピーカーはその名の通り、USBに接続して使えるスピーカーです。基本的に音声通信＆給電をUSB一本で行います。そのため、USB端子の端子のついたPCであればなんでも接続可能です。

ただし、機種や使用環境によっては以下の注意点があります。

• 最近のiMACなどUSB-A端子が非搭載（USB-TypeCに切り替え済み）だとアダプタで変換が必要
• セパレート型の場合、モニターのUSBは給電用になる

このうち、2つ目は接続方法の注意が必要なため、これから解説します。

モニターにUSBポートがあり、「ここに接続すればUSBスピーカーが使えるのでは？」と接続したものの、実際は音が鳴らなかった…というトラブルが実際にあります。

これは、モニターのUSBがハブとしてセッティングされているため。そもそも音源はPC本体であるHDD上に入っているため、モニターと本体をHDMI/DisplayPortのみで接続していると、音源のデータはモニターまで伝送されません。

ここで必要になるのは、本体とモニターをさらにUSB接続して、データの橋渡しをする作業です。

結論｜モニターのUSBポートにUSBスピーカーを繋ぐ方法

• モニターとPCをUSBで繋いだ上で、モニターとスピーカーをUSB接続
  モニターのUSBはハブ扱いのため、本体とモニターをHDMI/DisplayPortのみで接続していると音は出ません。さらにUSBで本体とモニターを接続しましょう。

USBスピーカーは電源もUSBから給電します。いわゆる「USBバスパワー」と呼ばれる方式です。

一般的にPCスピーカーの電源方式は以下2種類があります。

• コンセント給電
  大音量でパワフルなスピーカーに採用
  電力不足が起こらない
  
  
• USB給電(バスパワー)
  小型で比較的音量が小さめのスピーカーに採用
  USBスピーカーは、USB一本で音声データ・電力供給可能
  ハブを噛ませると電力不足になり使えない可能性あり

USB給電の場合、デメリットとなりがちなのが電力の低さです。音の小ささとして表れるものの、USBスピーカーである以上改善しにくい点は理解が必要です。

音楽鑑賞や動画鑑賞目的の場合は、オーソドックスなUSBスピーカーから予算に合うものを選べば問題ありません。

予算感としては、1万円前後出せるなら、「いい音質」と感じられる程度には音響がパワーアップできます。

もっとも、3,000円以下でも売れ筋商品は多いため、まずは自分が音に関してどこまで予算を出せるかで、価格帯を決めてください。

ちなみに、最近はBluetooth接続のスピーカーも増えていますが、遅延が生まれるため動画視聴するなら有線の方が圧倒的におすすめです。

ゲーム用にPCスピーカーをお探しの方もいると思います。しかし、よっぽどこだわりがある場合を除いて、ゲーム用として販売されているゲーミングスピーカーにこだわる必要はありません。

ゲーミングスピーカーだからといって、特別な機能があるわけではなく、音質面はパソコンのイコライザーソフトで調整可能です。そのため、普通のPCスピーカーとゲーミングスピーカーを分けて考える必要はありません。

ただし、Bluetooth接続の場合は遅延が生まれるため、有線であることにはこだわるべきです。

ちなみに、ゲーミングデバイスらしいカラフルなライティングのスピーカーが欲しい場合は、ゲーミングスピーカーから選択してください。

PCスピーカーはPCデスク上の余裕を見て、置けるサイズをあらかじめ把握するべきです。

モニター左右にスピーカーを置けるだけのスペースがある状態が一番いいものの、中には余裕がない人もいますよね。まずは、どんなサイズのPCスピーカーなら置けそうかを考えましょう。

モニターの左右に空きスペースがない場合は、以下の手段があります。

• スピーカースタンドで持ち上げて使う
  スタンドの下の空間はそのまま物がおける
• モニターの下の空間におけるサウンドバータイプを使う
  モニター直下に置けてとても省スペース

特に置き場所がない場合のおすすめはサウンドバータイプです。左右のスペースがいらないため、これならうちも置けるという人も多いのではないでしょうか？

USBスピーカーには前面にイヤホン・ヘッドホン用の端子がついていると、より使いやすいです。

たとえば普段はスピーカーで音楽を聞きながら、ゲーム中だけはヘッドホンにすぐに切り替える、といった使い方が簡単にできます。

ちなみに、音声出力先をスピーカーにするか、ヘッドホンにするかは、PC上で切り替え可能な場合がほとんどです。

USBスピーカー購入前には、スピーカー音量の確認をするのが無難です。

通常USBスピーカーの音量は「音圧(W)」で示され、数値が大きいほど大音量になりますが、最小音量の加減はあまり情報がありません。

すると、USBスピーカーから音楽を流した場合に音量「1-2」までしか聞くに耐えず、微細な音量調整ができない…となる場合があります。

また、反対にUSB給電だからこそ「思った以上に音量が小さい」という正反対の現象が起こる場合もあります。

これはUSBスピーカーの口コミにデメリットとして掲載される場合が多いため、購入したいスピーカーが固まったあとに、一度は口コミチェックをおすすめします。

PCスピーカーの音質は、こだわりが出てきてから気にしだすでOKです。最初の1台目は2,000円程度の格安PCスピーカーでも、内蔵スピーカーよりはずっとよく感じられます。

ちなみに音質が気になり出したなら、スピーカーユニット数は一つの指標になります。

• ユニット数が1つ
  『フルレンジスピーカー』
  小型スピーカーに多い。高音〜低音まで1つのユニットで担当するため全音域に対して無難な調整がされている場合が多い。低価格でお手頃。
  
  
• ユニット数が2つ以上
  『マルチウェイスピーカー』
  縦長のスピーカーに多い。ユニット数によって2way3wayと表される。高音〜中音・中音〜低音をそれぞれのスピーカーが担当するため、それぞれの音域にあった調整が施されている。

このように違いがあるため、こだわりが出てきたらマルチウェイのスピーカーを試してみるのは一つの手です。

PCスピーカーで低音を気にするなら、

• 本体が大きめでバスレフ構造のものを選ぶ
• イコライザーソフトで調整する
• サブウーファー付きのスピーカーを使う

のいずれかの方法がおすすめです。

サブウーファー付きのPCスピーカーはロジクールの「Multimedia Speakers Z213」など定番がいくつかあり、5,000円以下の低価格で手に入ります。

ただし、サブウーファーの置き場所が必要になるため、人によっては物理的に設置不可の場合もあります。その場合、電子的な調整にはなりますがPCソフトのイコライザーで調整可能です。

PCスピーカーの出力は、6〜8畳程度の室内で使用する分には、気にする必要はありません。

スタジオなどの大部屋で使用する場合は、高出力のスピーカーが必要になります。

PCの音楽をハイレゾで聞くには、三つの方法があります。

• ハイレゾ対応PCスピーカーを使う
  ▶︎数が非常に少ない
  
  
• ハイレゾ対応のUSBDACを使用した上で普通のスピーカーを繋げて使う
  ▶︎USBDACの購入が必須
  
  
• Windows側で、BluetoothコーデックLDACで受信できるドライバーをインストールした上でLDACでBluetooth接続する
  ▶︎知識が必要

このように、PCスピーカーをそのままでハイレゾ対応させる方法は少ないです。難しくてよくわからない…と思うなら、一番簡単なのはハイレゾ対応のPCスピーカーを探すこと。

初心者向けなら、「FOSTEX アクティブ・スピーカー PM0.3H」などは有力な選択肢となりますよ。

PCスピーカーのイヤホンジャック・USB以外の端子は、シンプルに使いたい人には不要です。

ただし、USBDACを使用してさらに音や使い勝手の向上や、音質を追求したい場合は、RCA端子といった他の端子でも接続できると使いやすいです。

たとえば、スピーカーの音量調整つまみが背面にしかない場合、USBDACに接続してDAC側で調整できると便利ですよね。

使い方次第のため、必要性を感じないならシンプルな端子のPCスピーカーを選んでも問題はありません。

PCスピーカーのBluetooth対応はこれからの時代におすすめです。PCを立ち上げていない時でも、スマートフォン経由で音楽を流せるのはとても使い勝手がいいですよ。

ちなみに、Bluetoothスピーカーとして売られているスピーカーでも、イヤホンジャックの入力端子がついていれば、PCスピーカーとして利用可能です。

ただしバッテリー稼働だとバッテリーの寿命があるため、「据え置きのBluetoothスピーカーかつミニプラグの入力付き」で探すのをおすすめします。

PCスピーカーにマイク機能が欲しい場合は、スピーカーではなく「スピーカーフォン」というジャンルからご検討ください。

予算はおおむね1万円〜で、USB接続が基本です。商品によって集音距離や角度が変わるため、使用環境に合わせて選択してください。

家庭用のオーディオ機器からプロ用の製品まで幅広くオーディオ機器を扱うJBLはパソコン用のスピーカーも扱っています。本格的なオーディオはどこか無骨で懐かしい見た目ですが、PCスピーカーは先進的でおしゃれな雰囲気です。

特にJBL PEBBLESという製品は発売から長い間人気を保っているJBLの代表的なパソコン用スピーカーとなっています。

ロジクールというとどちらかというとマウスやキーボードのメーカーとして有名ですが、PCスピーカーも出しています。

リーズナブルなのにサブウーファーがついていたり、ローエンドからハイエンドまでラインナップされていたりと、予算に合わせて選びやすいメーカーです。

昔ながらのパソコンユーザーにはSound Blasterシリーズで知られているCreativeです。昔からパソコン用オーディオに強く、PCスピーカーその強みを生かした製品群になっています。

ヘッドホン端子に接続できる簡単なスピーカーからBluetooth接続のものまで幅広い製品がラインナップされています。

「長く使う気はないから安く済ませたい」「音質よりも価格を重視して選びたい」方は、100均のスピーカーも気になります。しかし、セリアやキャンドゥなど、100円均一でも購入できる小型スピーカーの多くはステレオミニプラグ式となっていて、USBスピーカーは種類が少ないです。

そんな中、100均で買えるUSBスピーカーがダイソーの「USBミニスピーカー」（税抜き300円）です。バスパワータイプのミニスピーカーで、出力は3Wと低め。音に繊細さはありませんが、中音域は問題なく聴き取れます。このスピーカーが左側と右側、2つ合わせて300円でパソコンの音楽をもっと大音量で楽しみたい方におすすめです。

なお、在庫数や取り扱いは店舗によって異なりますので、購入予定の場合は店舗に連絡して在庫を確かめるのが確実です。

今回はUSBスピーカーのおすすめ商品をご紹介しました。USBスピーカーは「電源方式」「出力」のほか、高音質な「ハイレゾ対応」や、デザインや使い勝手を考慮して見てみてください。簡単・手軽に利用できるUSBスピーカーで、ゲーム・映画・音楽を快適に楽しみましょう！