スピーカーの価格による違いとは？値段別おすすめ15選｜種類や相場も紹介

部屋の中でダイナミックなサウンドで音楽を聴けるスピーカー。スピーカーが1台あると、いつもの音楽に迫力がプラスされてより楽しめるのが魅力です。

中でも「パッシブスピーカー」は、高音質で音楽が楽しめるので人気が出ていますが、気になるのが価格です。スピーカーも卓上タイプの小型のものから、据え置き型の大型のタイプまで幅広いですが、音質がいいと値段の相場も高くなるのではと心配になりますよね。

そこで今回は、スピーカーの種類や価格帯、選び方について徹底解説します。スピーカーの種類や価格によってどんな点が違うのかをまとめていますのでご覧ください。記事後半では、価格帯別のおすすめスピーカーもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

スピーカーにはブックシェルフ型・フロア型・トールボーイ型の3種類あります。ぞれぞれ音質だけでなく、設置場所や価格も異なります。スピーカーの種類と特徴を1つずつ詳しく解説します。

ブックシェルフ型は、コンパクトな小型サイズで扱いやすいのが特徴です。小型ながらもクリアな音質が楽しめるのが魅力です。ブックシェルフ型は安いものでは3,000円台〜2万円台までが相場になります。

低音は弱い傾向にありますが、最近ではハイレゾ対応のモデルも増えておりアンプと組み合わせると、より高音質を実感できます。初めてスピーカーを選ぶ方にも、設置しやすいタイプのブックシェルフ型がおすすめです。

フロア型は、高音質で臨場感のあるサウンドが楽しめるのが魅力です。ハイエンドモデルとして展開されていて、他のタイプと比べても音質が高いのが特徴です。

フロア型は基本的には、一般家庭よりもスタジオなど防音設備が整った環境向けになります。そのため、価格帯も安いモデルで7万円程、中には100万円を超えるものも多くあります。他のタイプと比べても価格帯は大幅に上がるので、設置環境はよく確認するようにしましょう。

トールボーイ型は、迫力のある重低音を楽しみたい方におすすめです。縦に長い形状で、コンパクトに設置が可能。テレビ横に置いて、映画鑑賞にも向いています。

トールボーイ型は安いもので7,000円台〜2・3万円台が相場になります。スピーカーを離して置いたり、サラウンドスピーカーとして使用したりする場合には、配線の取り回しも考慮しながら選びましょう。

スピーカー選びには、音質や価格を左右する重要なポイントがいくつかあります。ユニット数やハイレゾ対応など、スピーカー選びでチェックしたいポイントを解説します。

スピーカーのユニットには「フルレンジ」と「マルチウェイ」の2種類があり、それぞれで音の臨場感が変わります。フルレンジは1つのユニットですべての音を出すため、クリアな音質が特徴で、価格帯も3,000円〜1万円台とリーズナブルになります。

一方、マルチウェイは2〜4つの低音・中音・高音専用のユニットで、臨場感のあるサウンドが楽しめます。音に迫力が出るので、価格帯も10万円台と高価になります。

インピーダンスは、スピーカーとアンプの電気抵抗を表し「Ω」で表記されています。スピーカーを選ぶ際には、アンプよりもスピーカーのΩ値が下がらないようにするのがポイントです。

インピーダンスは数値が高ければ価格が上がる、とは一概には言えません。Ω値が高すぎるとノイズが入りやすくなるので、アンプに合わせて選びましょう。

スピーカーは、ハイレゾに対応しているかどうかでも全体的な音質と価格が変わります。ハイレゾは通常の音質よりも低音・中音・高音域それぞれで音を響かせるので、ライブ感のあるサウンドを楽しめます。

価格帯もハイレゾ対応になると基本的には上がりますが、2万円台〜6万円台が相場で、中には20万円を超えるモデルもあります。

サブウーハーは低音用のスピーカーで、通常のパッシブスピーカーに比べて低音域が響きやすいのが特徴です。重低音を響かせたい場合や、EDMの音楽を楽しみたい方にはサブウーハー搭載モデルがおすすめです。

サブウーハー搭載モデルの価格帯は、1万円台～4万円台が相場になります。自分の好みの音質に合わせて、サブウーハーは選ぶようにしましょう。

スピーカーはメーカーによって、音質の特徴や価格帯に違いが出てきます。スピーカーで人気なメーカーの特徴を1つずつご紹介します。

JBLはアメリカの老舗音響機器メーカーになります。プロから一般向けまでスピーカーやイヤホンなど、幅広く展開しているのが特徴です。

JBLはクリアな音質が特徴で、音量を上げても高音が音割れしにくいのがポイントです。ノイズも少なく、中音域～高音域まで高音質で楽しめます。価格帯も比較的リーズナブルなので、初心者の方にもおすすめのメーカーです。

ヤマハは音響機器からバイクまで、幅広いジャンルで世界的に有名なメーカーです。ヤマハのスピーカーはラインナップが豊富で、初心者からプロまで幅広く支持を受けているのが特徴。

音楽制作などのプロ向けからホームシアターまで、用途に合わせて選べるのがポイント。価格帯も1万円以下のエントリーモデルから、20万円以上のスタジオ向けまで幅も広いので、好みのスピーカを見つけられます。

DALIはデンマークに本社を構える音響機器メーカーで、インテリアに馴染みやすいデザイン性の高いモデルから、高音質モデルまで幅広いラインナップが特徴。

低音から高音域まで豊かなサウンドで、ホームシアターとしても高い人気があります。価格帯は10万円以下の一般向けモデルも多く、好みの音質や設置場所に合わせて選びやすいのもポイント。

ソニーは日本を代表する音響機器メーカーとして、プロから一般まで幅広い支持を集めている人気メーカーです。ソニー独自のコーデック「LDAC」は、ハイレゾ音源として採用されています。

他のメーカーと比べて音質の高さが魅力で、高音質にこだわりたいユーザーからも多く選ばれています。ソニーは1万円台のエントリーモデルから10万円以上のハイスペックモデルまで幅広いのもポイント。

「1万円以下」「1～3万円」「5万円以上」の価格帯別でおすすめスピーカーをご紹介します。予算に合わせて、スペックを比較しながら検討してください。

スピーカーは低価格でコスパのいいものから、高級なものまで幅広くありますが、選ぶ際に気を付ける点はこだわりがあるかどうか。安いスピーカーでも、機能性の高いものはたくさんありますが、高級スピーカーはデザイン性の高いものが多いので、外観の美しさにこだわりのある方にぴったりです。

また、音にこだわりを持つ方は、ハイレゾ対応のものが多い高級スピーカーを選びましょう。たとえばクラシックをいい音で聞きたい方は、響きやハーモニーのよさが重要ですし、ジャズ好きな方は、発祥の地であるアメリカ製のスピーカーの方が、より味わい深い音を聞かせてくれるのでおすすめです。

スピーカーは新品だけでなく、中古での購入も可能です。中古であれば、スペックや音質がいいモデルを通常よりも安く手に入れやすいのも魅力があります。

ただし、中古の場合すでに使用されているものなので、断線していたりスピーカーユニットが劣化している場合もあります。中古のスピーカーを購入する際には、選び方の注意点や販売店をよく確認してから検討しましょう。

スピーカーは音楽を聴いたり映画鑑賞をしたりする際に、臨場感のある音質で楽しめるのが魅力です。ゆえに、1台あるとさまざまな場面で活用できて、いつもの音楽やテレビもクオリティを上げることができます。スピーカーは価格によって音質だけでなく、スペックにも違いが出てきます。用途に合わせて、コスパの高いモデルを選ぶようにしましょう。